キャリア採用社員対談 CAREER EMPLOYEE  TALK

サンケイビルマネジメントは、多様性を重視した職場風土を培ってきました。そのためキャリアの方も積極的に採用しています。多くのキャリア採用社員が、他社で学び吸収した知見を当社で大いに発揮し活躍しています。ここでは、ビルマネジメントと工事全般、それぞれの業務を担当するキャリア社員2名に、前職のこと、入社理由、現在の仕事、サンケイビルマネジメントという会社の風土のこと等々、フランクに語り合ってもらいました。

菅田 Sugata
ビルマネジメント部門
2023年入社/
国際学部国際学科卒
荒木 Araki
工事部門
2020年入社/
生産工学部環境安全工学科卒

どんなキャリア
歩んできましたか?

菅田

私は大学卒業後にビルメンテナンス会社に就職し、設備、警備、清掃の総合管理の仕事に就きました。そこで約6年勤務後、ある大手企業グループのビルメンテンナンス会社に転職。新しい環境にチャレンジすることで、自身の成長を促したいと思ったのです。ここで約3年勤務後、当社に転職しました。

荒木

当社への転職理由は何だったのですか。

菅田

前職では施設管理の営業として30物件ほど担当していましたが、担当する物件が多くなると、一人ひとりのお客様に向き合う時間が少なくなってしまうため、事務的な対応が多くなり、お客様全員のニーズに十分に応えられず、もどかしさを感じていました。多くのお客様と広く関わるよりは、一つの物件に腰を据えて、親身に深くお客様に寄り添えるスタイルが自分の性に合っていると感じ、常駐の統括管理責任者のようなポジションで働きたいと考えるようになったのです。

荒木

なるほど。それで転職活動を始められて、多くの同業他社にアプローチされたと思うのですが、最終的に当社を選んだ理由は何だったのですか。

菅田

話しを聞く中でキャリア採用や若手にも主体的にチャレンジできる機会があると感じたこと、ご提示いただいた年収が他社より高かったこと、そして私の希望である、常駐の統括責任者の業務に就くことができる感触を得たからです。荒木さんはどのような経緯で、当社へ入社されたのですか。

荒木

私は大学卒業後、空調・衛生系の設備工事会社、いわゆるサブコンに就職しました。新築ビルをメインに施工管理業務に5年間従事し、当社に転職しました。建築業界は現場基準で動きますから、土曜日出勤はもちろん、平日も17時まで現場を管理し、現場終了後に事務作業という毎日でしたね。前職では業務過多であったため、ライフワークバランスの改善を求めての転職でした。当社はプライベートが充実できる働き方が実践できますからね。

菅田

実は私の転職理由の一つに、荒木さん同様にライフワークバランスの改善がありました。担当する物件が多いと、お客様対応も必然的に多くなり、ライフワークバランスは乱れていました。当社に入社して、私もプライベートを充実できていると感じています。

荒木

菅田さんは、一貫してビルマネジメントのキャリアを積んできていますが、やはり前職、前々職の経験が活きていると感じますか。

菅田

約10年間、ビルマネジメントに関わってきましたから、様々な場面でその経験は活きているのは確かです。ただ現在は、テレビ局というある意味で特殊なビルの管理であり、また自分が責任者である点において、新たなチャレンジ、成長の機会と考えています。荒木さんはいかがですか。

荒木

私も、これまでの設備の業務経験や資格を活かし、技術者として成長したいと考えました。前職は新築ビルが対象でしたが、当社では既存の物件が管理対象となります。今までとは異なる新しいことにチャレンジできる、成長できる機会だと思いました。

現在担当されている
仕事内容を
教えてください。

荒木

私が所属する設備工事チームは、その名の通り、電気、空調、給排水などの工事を担当しています。管理物件を中心に長期修繕計画の作成、設備改善や来期予算の提案、実際の工事では現場管理を行っています。

菅田

私はフジサンケイグループを象徴するビルの一つである、お台場のテレビ局本社ビルを担当しています。当社は、同ビルの清掃や廃棄、害虫駆除、植栽管理、ベッドメイク(仮眠室用)をクリーンセンターとして一括管理しており、これら環境衛生面の統括管理が主な業務になります。

荒木

当初の希望通り、統括管理のポジションに就いたわけですね。統括管理とは具体的にどのようなことを行うのでしょうか。

菅田

当社の作業スタッフは在籍しておらず、各協力会社に作業を担っていただいているため、各社との良好な関係の構築や的確な指示出し等が重要な仕事になります。当社は、元々は6社あった清掃会社の内の一社でしたが、2022年10月から当社が一括で管理することになった経緯があります。管理品質を落さず、当社に任せてよかったとお客様に思っていただけるように、高いマネジメント力を長期にわたって継続していく必要があると考えています。

荒木

管理品質を維持するために、どのようなことを心がけていますか。

菅田

そうですね。やはり業務を担っていただいている協力会社との関係が重要になってきます。先方の責任者と密にコミュニケーションをとり、スタッフのモチベーションを維持してもらうこと。また私自身が現場に足を運ぶことも大切だと思っています。スタッフに気持ち良く働いてもらうことと比例して、管理品質は維持・向上すると思っています。現在、荒木さんが担当する管理物件はどのくらいですか。

荒木

サンケイグループの物件が12件、グループ外の物件が5件ですね。ビルごとに環境や、オーナー・テナントの事情が異なるため、それぞれに適したベストな提案を行うことがミッションだと思っています。また単に改善提案だけでなく、予防保全的、省エネ的工事提案をすることでSDGsにも貢献できるポジションだと考えています。

菅田

同じ設備を扱うにしても、やはり前職とは異なりますか。

荒木

前職は100%施工管理でした。現場もビルの完成まで2~3年かかりました。関わる人は建設業者と施工の協力会社。現在は既存のビルを担当していますが、関わる人が大きく変わりました。テナントやオーナーが中心であり、コミュニケーションの重要性を実感しています。また、テナントに入居されている方々から感謝の言葉をいただけます。仕事のやりがいの一つですね。

菅田

私も同様です。お客様のニーズに的確かつ迅速に応え、お客様からお褒めの言葉をいただくとき、やりがいを実感します。また私の役割の一つに、環境衛生面の課題を見出し改善に向けてお客様に提案する業務があります。これは、別途料金が発生するため売上拡大の機会。料金面が折り合わないこともありますが、自身の提案が受け入れられたときにもやりがいを感じますね。

入社後の
印象深いエピソード
教えてください。

菅田

テレビ局に配属されてすぐに、テレビ局で毎年行っている夏のイベントの対応したことは強く印象に残っています。テレビ局において1年の中でも特に外部からの来場者が多く、会場の環境衛生を高いレベルで維持していくためには、清掃などにおいて早急な対応が必要でした。しかしテレビ局館内はとても広く、まだ場所を十分に把握できていなかったため、作業を担っていただいている協力会社に対して的確に伝達することに難しさを感じました。でも、無事にやり終えたときは安堵感がありましたね。

荒木

そうした大変さがある中でも、無事に終えられた背景には何があったのでしょか。

菅田

こうしたイベントだけでなく、通常の業務でも同様なのですが、約10社の協力会社の方々の質の高さが大きな力になっています。各協力会社の責任者は、テレビ局の環境衛生をになう仕事に誇りを持っています。だからこだわりもあり、徹底した姿勢で管理品質の維持に取り組んでいただいています。荒木さんの印象深いエピソードも教えてください。

荒木

本社移転計画に携わらせていただいたことです。入社間もない時期にも関わらず、大きなプロジェクトに参画できることは、嬉しさとともにプレッシャーも感じました。電気や空調等の設備計画だけでなく、執務エリアやエントランスの内装、現在のフリーアドレス化にも関わりました。時には厳しい意見もありましたが、様々な立場の方の意見、考えを聞くことができてとても貴重な経験でした。

菅田

本業の設備工事でも多くの経験をされてきたと思います。

荒木

ええ。ビルの設備を安定的に稼働させ、テナントに安全で快適な空間を提供するための多彩な業務を行っています。大事にしているのは、自分の考えを発信すること。たとえば、省エネ的工事の提案では、あるビルのLEDに取り組んだことがあります。メーカーとともに現地調査し、LED化によるCO2削減量を算出。オーナーの理解・納得を得て、LED化を実現しました。自身の提案でビルが進化していくのも、この仕事の面白さですね。菅田さんは、前職と同じ業務に携わっていますが、前職と当社に違いはありますか。

菅田

前職と異なるのは、若い世代の声を上に通しやすいことや新人でも比較的大きな仕事を任せてもらえるなど、チャレンジを後押しする環境があることです。トップである社長も、若い人と積極的に交流し、若い人の声に耳を傾ける姿勢がありますよね。

荒木

私も同感です。チャレンジできる環境であることは、入社以来実感しています。また、前職では、毎日同じ現場に張り付いてゼネコンの指示で動いていましたが、当社は個人の裁量が大きいため、自由に業務を進めることができるのも当社の特徴。部下上司の距離も近いですし、菅田さんが指摘したように社長とも話しやすい。風通しも良く、非常に働きやすい環境だと感じますね。プロパーとキャリア採用にも、まったく壁はありませんからね。

菅田

ええ。加えて言えば、上司に言われたことをこなす、というよりは自分の考えや発想といったクリエイティビティを尊重してもらえるため、新人でも前向きに仕事に取り組める環境があると思います。端的な言い方をすれば、会社自体の設立年数が長いのに対し、ベンチャー企業のようなアグレッシブさ、柔軟さがあるように感じています。

今後の目標を
教えてください。

荒木

今の仕事に就いて感じるのは、関わる人が多岐にわたるということです。オーナー、テナント、協力会社などの外部の方々だけでなく、社内の様々な専門部署と連携する必要があります。関係者、関係部署の事情や想いを汲み取って、より全体でベターな業務ができるようになりたいですね。SDGsへの理解もより深めていきたい。特に環境という点で、設備が担う要素は大きなものがあると思っています。

菅田

現在は清掃を主とした環境衛生面のみの管理を担当しておりますが、前職、前々職では、設備や警備も担当していました。広く浅く知見を得ましたが、ビルに関してもっと広く知っていなければならないと思っています。荒木さんが担当する設備に関しても理解している必要があります。

荒木

菅田さんと業務で関わることはありませんが、今後、設備に関してサポートできることがあれば、何でも聞いてください。設備工事に関しては、「オールマイティ」と呼ばれる人材になることを目指してきたいですね。菅田さんの目標を教えてください。

菅田

将来的には、環境衛生面だけでなく、設備や警備といった、ビルが存続してくために欠かせない他の分野を含めた統括管理の責任者になるのが目標です。総合的、多角的にビルの維持・運営に貢献できるような人材に成長したいと考えています。

荒木

その実現のために必要なことは何ですか。

菅田

ビルマネジメントの究極の目標は、ビルの維持・運営において一切のトラブルを失くすことです。それが快適性の確保に繋がっていきます。そのためには、マネジメントの質を上げていくしかない。一つひとつの仕事を地道に丁寧に積み上げていくプロセスが、マネジメントの質向上に欠かせないと思っています。

荒木

キャリアを重ねていく中で、私自身もマネジメントに関わっていくことになると思います。是非、その辺りのことを今度は場を変えて、呑みながら話したいですね。若いメンバーも誘って、近いうち呑みに行きましょう。

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