
ダイバーシティ対談 DIVERSITY TALK
サンケイビルマネジメントでは、社員一人ひとりがそれぞれの能力やスタイルに合わせて多様な働き方ができるように、ダイバーシティの実現に取り組んでいます。さまざまな経験を積んできたキャリア入社の女性社員2人に、当社のダイバーシティについて率直に語り合ってもらいました。


女性活躍をはじめ、
ダイバーシティの推進は
大切なテーマ
メインとなるのは人材採用です。教育計画の策定や社内研修の企画、働きやすい環境のための制度づくりなどにも携わっています。
大崎さんがいるエンジニアリング統括部は、2023年4月に発足したばかりの新しい部署ですよね。
ええ。当社の新しいチャレンジとして、建築内装工事なども自社で手がけることになったのです。私は現在、内装工事の管理監督を担当しています。
大崎さんと私は部署はまったく違いますが、2人とも2022年入社のキャリア採用ということもあり、いろいろな機会で話すことが多いですね。
大崎さんは、当社に入社してみてどのような印象を抱いていますか?ビル管理会社というと女性が少ない職場というイメージがありますが……。
そうですね。でも、この何年かで急速に女性社員が増えたということもあり、全体で見ると思ったほど男性ばかりという印象ではないですね。ただ、私がいるエンジニアリング統括部は、技術職ということもあり、現在のところ女性社員は私を含めて3名です。
管理職の比率でいうと、当社の女性比率は約14%です。これら女性活躍をはじめダイバーシティの推進は、これから力を注いでいかなければならない重要なテーマだと思っています。
私が担当する内装工事は、施工の現場も他の建築工事と比べるとそれほどハードな現場ではないですし、テナントとの交渉や設計レイアウトの企画、施工計画の立案などのプロセスでは、女性ならではの視点を活かすこともできます。職場の雰囲気もそれぞれの経験を活かしながらお互いにサポートし合うような感じで、ふだん働いていて性差などを意識することはあまりありませんね。
それは私の部署でも同じですね。私にとって人事業務は、これまで経験のない初めての職種なのですが、上司からは「失敗を恐れずどんどんチャレンジしてみなさい」といつも背中を押されています。当社は設立から40年以上経つ会社ですが、ベンチャー企業のような風土を感じることがよくありますね。

多様な社員たちの
生の声を取り組みに
活かしていきたい
中山さん、先ほど働きやすい環境づくりに取り組んでいると言いましたが、具体的にはどのような活動を進めているのですか?
ちょうど今取り組んでいるのが、産休・育休明けの女性社員のための復帰プログラムです。男性ではこれまでに約5名の方が育休を取得していましたが、今年は当社で初めて産休・育休を取得した女性社員が3名同時に復帰することになるので、この機会にぜひ環境を整えたいと思っています。 ※2023年5月現在
私も中山さんも前職で産休・育休を経験していますが、職場復帰には会社のきめ細やかなサポートが欠かせませんよね。もうすでにアイデアはまとまってきましたか。
時差出勤など制度的にはある程度整っていると思うので、外部セミナーを活用した研修などマインド面でのサポートを充実させようと思っています。復帰したママさん社員たちが交流できる場づくりなども進めていきたいですね。
交流の場づくりということでは、最近、女性社員が集まって情報交換をしたりダイバーシティについて学び合うイベントもスタートしましたね。
ええ。代表にも参加してもらい年末に女性だけの納会を開催したり、3月の世界女性デーではイベントを行いました。社員たちの生の声を日頃ダイバーシティの推進に活かしていこうと思っています。
なかなか顔を合わす機会のない他部署の人の話も聞くことができて、部門間での交流ということでも役立っていると感じています。このような女性社員の活動がきっかけとなって、全社的にコミュニケーションが活性化していくとよいですね。

お互いを認め合い、
サポートし合う
職場づくりを
最近では男性でも育休を取得する社員が増えてきて、多様な働き方を支援する制度もかなり充実してきているように思います。大崎さんのいるエンジニアリング統括部では2023年5月からフレックスタイム制度が導入されましたね。
ええ。全社に先駆けて実験的に導入されたのですが、施工現場に行く場合などでも直行や直帰ができてとても効率的です。勤怠管理もスマホで行えます。
当社は福利厚生ばかりでなく、年金制度なども整っていますよね。業績も安定していますし。若い人たちはこのあたりまでなかなか目が行かないかもしれませんが、安心して長く働いてくためにはとても重要なことですよね。
そのとおりです。安定的な基盤があってこそ、未来へ向けた思い切ったチャレンジができわけですから。
大崎さん、このほかにダイバーシティのために取り組むべきだと感じているテーマなどありますか?
制度の充実はもちろんですが、職場の環境づくりもとても大切だと感じています。子育てとの両立など、女性社員ばかりでなく男性でも誰もがいろいろな家庭の事情を持ちながら仕事をしているわけでしょう。そんなことを気配りし合いながら互いにサポートしていく職場が理想なのだと思います。当社の場合は、まだちょっとそのあたりでお互いに遠慮しているようなところがあるような…。それぞれの能力や個性、ライフスタイルに合わせて多様な働き方のできる環境をみんなでつくっていきたいですよね。当社は、それが実現できる会社だと思うのです。

誰もがワクワク
仕事ができる環境を
みんなでつくっていく
ダイバーシティということでは、当社は年配の人も多くて社員の年齢層がとても幅広く、このことも特徴の一つだと感じています。
70代の社員も現役で活躍していますしね。私も最近一緒に仕事をしましたが、経験豊富で学ぶことが多く、とても刺激を受けました。
社内に幅広い年齢層の人がいると、将来のさまざまなロールモデルを身近で見られるような感じで安心感がありますよね。昼休みに、若手の新入社員から年配の社員まで思い思いのスタイルでくつろいで様子を見ると和やかな気持ちになります。
最後にお聞きしますけど、大崎さんはこの先、当社で何かチャレンジしてみたいことはありますか?
私は電気工事士の資格を持っているのですが、この資格を持った女性だけを集めた会社を立ち上げてみたいと思っているのです。じつは先ほど話題に出た女性社員だけのイベントに参加したとき、たまたま社長と隣席してちらりとこの夢の話をしたのです。すると、社長がとても興味を抱いてくれて……。
それは素晴らしい! ぜひチャレンジしてみてください。
中山さんの目標は?
人事業務を極めたいと思っています。私は、子育ても一段落して、何か新しいことに挑戦してみたいと思って当社に入社し人事という仕事に巡り会い、今はワクワクして毎日が楽しいです。若い学生さんたちにも、多様な人がchallengeできるフィールドが準備されている会社であることをぜひお伝えしたいですね。
その気持ちは私も同じです。当社では、新しく「Change,Challenge,Comfortable with Love」という経営理念をつくりましたよね。この3つのCは、仕事ばかりでなく人生においてもとても重要なキーワードだと思います。そして、いつでもLoveを忘れずに。こんな気持ちを大切にする会社で働くことが楽しくないわけがないと、私は信じているのです。

中山さんは現在、総務人事部でどのような業務に携わっているのですか?